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オススメやる夫作品①、サバイバルヤルオ

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※評価は参考程度にどうぞ

 

やる夫スレの中で私が一番好きな作品がサバイバルヤルオです。

 

水がしみこむように夢中で読んだ記憶があります。

 

無料でこんなものが読める奇跡に感謝しながら、続きを心待ちにしていました。

 

読みたくて読みたくて、ほんの少し更新されただけでもそれをむさぼるように読んでまた次の話が出るまで中毒症状が出るということを繰り返して完結まで読み込んだ作品でもあります。

 

楽しみで楽しみで、それだけに待っているのが苦しくて、どうなるんだろうとわくわくして、介護の仕事がきつかったころの私を彩ってくれた作品でもあります。

 

一度完結して、その後続編のような形が描かれて完結しています。

怖いくらいにのめりこんだ作品です。

 

3度くらい読み返しました。

 

なんであんまり読み返せなかったかというと、スマホだとやる夫スレが読みにくかったという理由と、あとは主人公とヒロイン二人の最初のころのやりとりがきつすぎて読むのを挫折したからです。

 

そこを通り過ぎればむちゃくちゃ面白いのに、どうしてもきつくて辛くて、1度最後まで読んだあとはただの※AAに見られなくて、主人公の気持ちがダイレクトに胸に刺さって、ヒロインのキツイ言動もあって途中で何度も討ち死にしました。

アスキーアート、フォントで作られた絵

 

それでも定期的にゾンビのように這い上がって読みたくなる作品です。

 

今回はそんなやる夫スレの名作、サバイバルヤルオを紹介していきます。

【やる夫スレとは?】

www.kuma117.com

 

 

サバイバルヤルオの魅力3選

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涼宮ハルヒ | やる夫 Wiki | Fandomより

 

なんといってもサバイバルヤルオの魅力は①ヒロインとのかけあい、②無人島サバイバル、そしてその③ご褒美としてのご飯の3つがこの作品の魅力です!

 

基本この話、キャラクターは2人しか出てきません。

 

なのにこれだけ魅力的な作品を作れることに感動します。

 

無人島を舞台にした物語で、飢え死にするかもしれないという恐怖が常にあります。

 

病気になったら動けなくなったら食料が枯渇したら、知能担当のハルヒと、体力担当のやる夫が協力したりいがみあったり、時に戦争状態になりながらもだんだんと仲良くなっていく話です。

 

と書くと普通の話ですが、最初に書き忘れましたが、

この作品18禁です!

 

以下サバイバルヤルオのネタバレを含みます!

 

この作品無人島で主人公がヒロインをレイプするシーンがわりと最初に描かれます。

 

そのうえで協力していくので、すごい殺伐としているシーンもあります。

 

賛否両論あると思います。

 

主人公はまごうことなき犯罪者です。

 

無人島、二人っきり力では自分が上という状況で、主人公は次第に追いつめられていきます。

 

ハルヒに惚れれば惚れるほど、ハルヒを自由にできる状況に焦りを感じます。

もし自分の理性のタガが外れてしまったら彼女を自由にして意に添わぬことでも無理やり従わせるかもしれない。

 

その状況に追い詰められていきます。

 

ハルヒの方は逆にそんな状況を受け入れて諦めていきます。

 

自身が抱えていた切実な問題も先送りにしたくて、無人島でサバイバルという状況になじんで楽しんで、でもこれがかりそめの平和であると知りながら、自分とは本来関わることもない清掃員のようなブルーカラーの人間との共同生活に。

 

この話の妙味は、無人島から抜け出したいはずのヒロインと主人公の立場がきれいに入れ替わっていくことです。

 

それが無人島で過ごすうちに何度も。

 

出たい出たくない。

生きたい死にたくない。

 

閉鎖された空間で、生きていくだけなら、さほど苦労しなくてもできるようになります。

 

そうなるとなじみの住処で、繰り返し繰り返しその問題が押し寄せてきます。

 

2人きりその状況でなければ生まれなかった関係。でも2人きりだから選択肢がなくて、好きな人と2人きりで理性で歯止めできるほど強くもない。

 

やる夫の葛藤それがこの物語の醍醐味です。

 

2人のかけあい

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サバイバルヤルオ支援絵より

 

肉体労働者で稼いだ金を風俗で使っていたやる夫と、大学で研究していた天才のハルヒでは価値観や考え方がだいぶ違います。

 

だからこそハルヒはやる夫を軽蔑して上手に使おうとして諦めます。

あまりにも愚かで、価値観が違いすぎて。

 

諦めてからのざっくばらんな会話が心地いいです。

 

打てば響く鐘のように、ポンポンと罵倒の言葉が出てきます。

 

同時にやる夫も段々慣れて、その会話に対して返していきます。

 

頭のできが違いすぎるのでやる夫にはハルヒが何を考えているのか読めなくなって、それがミステリアスな魅力になっていきます。

 

無人島という場所が生きるのを困難にして、同時に生きることに対してまっすぐであることが求められます。

 

生きるという根本的な目的に対して2人ともまっすぐ向き合って成長していきます。

 

夜のごちそう、そのあとの明日の計画行動、二人で別々に動いたり、助け合って一つのものを作ったり。

 

それがだんだんルーチンになっていく心地よさ。

 

快適になっていく住処と、解明されていく無人島。

 

そのサバイバルが心地よくて、二人の駆け引きが熟練されたものになってツーカーの息でかわされていっていきます。

 

でも時々とんでもない爆弾のような笑顔を渡されて、ドキドキして好きなそしてどうしても手の届かない人と一緒にいるんだと実感していきます。

 

近づけば近づくほどに遠くなる恋の妙味がうまく描かれて切なくなります。

 

同時に恋なんていっていられないほどの危機的状況があって、告白より先に命を懸けることになったり。

 

サバイバルという現状とボーイミーツガールモノが上手に融合して最高のエンターテイメントになっています。

 

無人島サバイバル

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サバイバルヤルオ作中画像より

 

無人島という白地図が埋められて行く快感。

思いがけず出会える高級食材たち。

 

もう食べられないと思っていた文化的な食事、文化的な生活。

 

ハルヒの頭とやる夫の体力で2人は無人島を攻略していきます。

 

やる夫だけでは気づかなかったゴムや粘土の利用方法、ハルヒだけでは体力が足りなくてできなかった作業、2人が一緒にいることで初めて無人島の攻略が進んでいきます。

 

2人という言葉がキーワードです。

 

喧嘩したり戦争状態になったりしていると突破できない難関があるんです。

 

そこを2人でクリアして行く心地よさ。

 

2人でいればなんとかなる。そう思わせてくれます。

 

よゐこの獲ったどーが楽しめればすごく楽しめると思います。

魚介類のおいしそうなこと。

 

お肉はとても貴重で、でも手に入ったら食べきれなくて処理しきれなくて困ってしまったり。

 

ザ・サバイバルって感じです。

 

また無人島がよく作られており読んでいて飽きないどころか、ぐいぐい物語の中に飲み込まれます!

 

飲み込まれてしまえば物語を読み進めるしかないこの幸福な束縛。

作品を読む幸せってこういうことだと思います。

 

ご褒美のご馳走

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サバイバルヤルオより

 

この作品、食糧を確保するのがすごい大変です。だからこそ食べることは生きることだとはっきりわかります。

 

だからこそ命がけで手に入れた食材がおいしそうで、食べているシーンでよだれがこぼれます!

 

いつもはゲスゲスものを言うハルヒがいただきますのときだけは見せる天に対する祈りのようなポーズ。

 

そこからご飯にむしゃぶりつくしぐさが愛おしくて大好きです(^^)/

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ハルヒがおいしそうにご飯を食べるからやる夫は一生懸命工夫して料理を作ります。それを一緒に食べるときの幸せそうなこと満たされた表情。

 

ほっこりします。

 

ある意味においてこのやりとりを見るためにこの作品を読んでいるといってもいいと思います。

 

本当においしそうに食事をぱくついて、ヤシガニとかタイとかとろけるほどうまそうです。

 

お腹がすいて、でも無人島にいる2人はカップ麵なんてたべられないだろうと思いながら、よくわからない背徳感と満足感を味わいながらカップヌードルを食べたのはよい思い出です。

 

食べている2人を見ると直にエネルギーをもらえる気がします。

 

総合的にサバイバルヤルオとは?

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サバイバルヤルオ支援絵より

 

2チャンネルに降臨した神のような作品です。

 

性的なシーンもあり、嫌悪感を抱く人もいると思いますが、やる夫スレを読むなら1度は読んだ方がいいです。

 

中毒性がありドハマりしている人も多いです。

 

紹介した私の友人はみな撃沈しました。

 

おもしろすぎて楽しくて、それだけで人生5割増しで楽しめます。

 

良い物語との出会いが人生のすべてだと確信した作品です。

 

長編ですが、アプリを使えばスマホでもめんどうな作業しなくても読めるので、ぜひぜひ読んでみてください!

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